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かつてユリアンと同世代で銀A伝にどっぷりつかった過去をこじらせ、ムライ参謀長と同年代になってから再燃してしまった管理人のブログ。 腐れ要素あり、注意! Twitterやってます、お気軽にどうぞ♪ 銀A伝用垢→@fukurasuzumlogh
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今回、司会はほしのさんで注意事項はなし。

まずはおっさんず全国縦断トークのふりかえり。

日本地図がでて、でーんと「長征2,300キロメートル」の文字。
「金曜の新ピカからはじまり、そのあと日曜までつごう五か所の未体験な行脚」

監督「おっさんに含まれることに抵抗があった。ほぼ似たような年齢だけど…」
司会「withおっさんずなので、一応含まれてはいません。今後は含ませていただいても?」
監督「けっこうです」
という軽妙な?トークから。

後藤総作画監督のおすすめシーンを、多田監督と話順に紹介してくださいます。
ご自身の仕事の絵がいっぱい入った話数を選んでくださったとのこと。

まずは、ヤンの作戦名の成功でグリーンヒル大将がこうなってしまったというせつないシーン、ということから。


①グリーンヒル親子

監督「邂逅で三月兔亭のシーンを書いたとき、グリーンヒル大将が厳格なお父さんではなく、話のわかるお父さんという感じで描いた。菊地さんにもそういう風にキャラデザしてもらった。そこからのギャップが後藤さんのおかげで出せた」

後藤さんは、のちのちこうなる、ということを匂わせない楽しいシーンとして邂逅では描いたそう。
星乱第一章でも、ヤンを見送るグ大将よりのカットで終わらせたのは後藤さん。よかった。
ここは、ここからこうなってく、という表情を気をつけて描いた、と後藤さん。


②ボリスのシーン

場内笑。でもそういうシーンとして描いた、と。3章重いシーンが多い中でここだけ銀英伝じゃないみたい。
ここでコーネフが何を食べるか、本読みで話し合った。
親父たちが集まってチャーハンにしよう、ってなったのが面白い、と後藤さん。

星野P「ノイ英伝食事のシーン多いけどここはインパクトある、ここまでおいしそうに食べる人いない」
後藤さん「映画館出たらチャーハン食べたくなった、ってよくTwitterでみかけた。ここだけ昭和的」

監督「ここだけ紙が多い。帝国も同盟も(帝国は形式上神があるけれど)この時代ほぼペーパレス。
演出要件としてあえて紙にした。
イメージは松田〇作さんの探偵物語の事務所のような、古くさい事務所をイメージした」

星野P「チャーハンじゃない料理の候補は?」
監督「フェザーンなので、同盟とも帝国とも違うノリがいい、という意見は一致した。
麺類がいいか、どこともとれるハンバーガーがいいか、と。作画考えたらチャーハンになった」
後藤さん「チャーハンってわかるってことは作画成功してるのでは」
監督「このシーンだいぶ芝居が昭和。ベテランの子が担当したのかと思ってたら、若い子がやってて、ドヤ顔で「僕だったんです、狙い通りでした」と言われた」
後藤さん「食べながらの口パクシーン難しくて、合わなくてリテイクで直した」

③フレーゲル

磯部Pが大好きなバルバロッサ無双、全包囲攻撃で、フレーゲルは「バルバロッサ…」という。
キルヒアイスもバルバロッサもちゃんと認識している。
ここの表情もすごくいい、と。
監督「フレーゲルはイケメンのつもりでやってるが、愚かに見えるのは貴族として育ってるから。
絵はイケメンなのに滑稽に見える。
貴族として育ったことから抜けられない、というのが、古谷さんの力も借りて出せたと思う」

ここは後藤さんの作画。
後藤さん「帝国あまり回ってこないけどここ回ってきちゃった。大人っぽくなっちゃうかなと思ったけど大丈夫だった?」
監督どきっぱり「大丈夫です!!そういう路線で」
監督「僕の心の中だけの問題ですが、フレーゲルはラインハルトを下級貴族のくせに権力握る憎いやつと思いながら、美のライバルだとも思ってる。そこお芝居出るように気をつけた」
(皇帝崩御の回でラインハルトが退席するところを見つめるフレーゲル、何となくそんなのを感じました)


④メルカッツ主従亡命

シュナイダーをキャラデザした津島さんの作監のところ。
2人の関係と亡命を決めるシーンがとにかくいい、と後藤さん。
後藤さんも手を入れていない。作画も安定しているし、とにかく見てていい。

星野P「シュナの最初の顔と最後の安堵した顔、表情の違いが面白い」

芝居から津島さんの愛がこもってるシーン。
キャラとしてシュナは優秀。ラインハルト陣営でもきっと重用される。
でも優秀だけど出世頭ではなくメルの副官であることに1番の生きがいを見いだしてる。
ここも、理詰めより敬愛する気持ちで説得してる。
メルカッツも気持ちで来られたからこたえる。

「風変わりな」ヤンの話。
監督「真面目な話、決め事として帝国と同盟の情報のやり取りはある。決め事として作ってある。
ただしフェザーン経由なので、フェザーンが意図的に流すもの、流さないものがある。
スパイもお互い入り込んでる。どこかで描く機会があれば嬉しい。
だからヤンの評価は帝国に伝わってる。

昔の人であれば、ヤンがこういう人、というのを聞いて、軍人としてどうなのかと能力を疑う。
でもラインハルトやシュナイダーは風評にとらわれず本当の実力がみいだせる人。
シュナイダーにも、メルカッツを預けられるという確信がある」


⑤アンスバッハ

後藤さん「ここだけ作画がいいぞ、と思われたと思う。
僕が見ててもここだけ違う。リアルでいい作画。
ここのシーンだけでも、第3章は見る価値ある」

顔ばかり出しても、と瓶のシーンも加えたとのこと。


⑥アッテンとポプランとコーネフの会話シーン

ありそうでなかった場面なので、1度アピールしておきたい。
コーネフ映ってないのが残念だけど、Twitterでコーネフがしゃべったと喜んでる声があったので良かった。
ノイエ版はそれぞれゼロから構築するので、皆が気を使ったシーン。

若手の集まりだからフランク?でもアッテンと空戦隊の2人は階級が違いすぎる。
ポプが年の近いアッテンに敬語だらけになるのも演出上どうか、アッテンがダントツ上なのにフランクに会話してもいいのか、と侃侃諤諤した。
ポプがかしこまるのもイメージに合わない。新鮮味あるシーン。

いつもは空戦隊はジャンパーを着ていたりパイロットスーツだったりするので、装備を更衣室でとっている、どういうスタイルなのかがわかる珍しいシーン。
後藤さん「津島さん、パンフレットでもこのメンツにラオいれたオフショット書いてた」

津島さんはカレンダーでもキャラのオフショット書いてくれてる。
本編じゃできないことを、本編じゃないからかなり暴れて書いてくれてる。
ああいうのは新鮮な気持ちで見られて嬉しい。

**以下はツイートNGエピソードから抜粋**

最初は後藤監督は銀英伝に入る話がなかった。
ほかの予定で1年2年先まで仕事がうまってしまうなか、廊下で多田監督と出会い、
「僕銀英伝入らなくていいの?」とたまたま尋ねたら、
「最初からがっつり入って貰わないと困る」と。

どうも後藤監督が入るという認識が当たり前すぎて、調整がうまくいっていなかったよう。
結果、仕事を調整した。
(後藤監督はいってくださって本当によかった…)

声をかけてもらって頑張らなきゃ、と思った後藤監督、最初はサブキャラのお手伝いから。
ムライさんはそのサブキャラから。

多田監督「ラフをみて、ぼくがこういうふうにしようと思ってたムライが描かれていた。テレパシー?
モブからメインキャラに」

後藤監督「総作監に回っていってるので、作画やらせてもらえない、できてうれしかった」

***

最後、「今日は満月、コールドムーン。帰りは月をみて銀河に気持ちを馳せたい。皆様もかぜひかないようにあたたかくして」と〆る後藤監督がロマンチックでした。

多田監督も「さすが後藤さん、いつも笑いで落とそうとしている僕とは違う、時事ネタばっちり」と言われていました。

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