忍者ブログ
かつてユリアンと同世代で銀A伝にどっぷりつかった過去をこじらせ、ムライ参謀長と同年代になってから再燃してしまった管理人のブログ。 腐れ要素あり、注意! Twitterやってます、お気軽にどうぞ♪ 銀A伝用垢→@fukurasuzumlogh
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。



シリーズ構成と25話(初陣)の脚本担当の高木さん、28話(ラインハルトの改革)の脚本担当の根元さんによるスタッフトーク「脚本」回のメモ起こし。
※あくまで個人のメモです。文責はすべてブログ主にあります※

第2章のみどころは、
高木さん「要塞対要塞は多田監督と森山さんがイレギュラーに脚本を担当して戦略的に練り上げた。時間をかけて面白いものになってる!」
根元さん「長い会話のシーン見応えがある。戦闘以外のシーンがイゼルローン結構ある」
とのこと。
スタッフトーク面白かったです、ありがとうございました✨

【参加することになった経緯】
高木さん:ちょうどKindleで銀英伝読見返していた時に「銀英伝好きですか?」お声がけあり。驚きのタイミング
根元さん:高木さんに「銀英伝興味ある?」と声を掛けられて。

好き?から入る。興味がないとできない!
他の脚本家さんにも高木さんからお声がけ。
ただ瀬古さんはイゼ攻略前編のみ担当、他のシリーズが始まる関係でとのこと。

【ノイエならではの苦労】
高木さん:あらかじめ知ってる原作のアニメ脚本は初めてとのこと、そういう意味では特別。
根元さん:出てくる人が貴族とか特集なのでオリジナルのセリフを考えるのに時間かかる。未来なのでどこかに通信するという時もどういう手順で?となる。
たまに「通信」とだけ書いて任せる時も。

【スタッフとのコミュニケーション】
シリーズ構成の打ち合わせの前にあいじーさんで監督や磯部さんたちとどんなふうにやるのか打ち合わせ、そのあともオールスタッフで。
OVAの俯瞰に対してノイエはキャラクターにフォーカス寄せたい、とは監督の初期からのコメント。

【第3期について】
1期2期は原作→シナリオ→コンテ→編集、それぞれで泣く泣く削ったところがたくさん。
これをなくそう!必要な時間を必要なだけかけられるように、と、第3期は高木さんが最初からプロット位の構成案を相談しながら作成。
双璧の過去最初は1話、書いてみたら1話で納まらなくて2話に。
原作3巻にのっとったので、第1章の最初は初陣。
その次の帝国視点で、これまで説明しきれなかった帝国の描写をいれて厚くしたほうがいいのでは、となった。

【25話初陣】
高木さん担当。
ユリアンの成長を描くのに工夫したことは、田中先生の地の文をドラマにする時に、ユリアンに1人喋らせる訳にはいかないこと、だからペーター、ベイトマンが必要になる。
構成案の大プロットからシナリオに落とした時に、このふたりを入れた。
ユリアンが他のキャラと話すところはイゼ日記から。
シェーンコップとの会話は、初対面のところから。ユリアンが軍人になりたい、と意志をはっきりさせたところなのでとった。
ポプランとの会話も。
アッテンボローとの会話はオリジナル。田中先生の地の文を会話として成立させるためにアッテンが最適だと思った。

【26.27話】
3巻エピはさらっとだが外伝から肉付け。クロプシュトック事件は前からどこかでやりたいと皆で言っていた。舞台でもやっていた。
入れるなら3巻のここが1番自然、ということに。
ロイの生い立ちは原作通り。吉永さんに存分にやってもらった。

【27話、犬のアイデア】
根元さん担当。小説の地の文をどうやって映像で見せていくか。
小説を書く女性の文章で繋げる案もあったが知らないキャラが出てきて喋るのも、と。
原作読み返すと、犬がいる!!犬なら脈絡なくあちこち行っても自然。
犬が、(パンを)食べない、(肉を)食べない、(オベの家で)食べる、というのも流れがいい。
犬はアニメで大変かと思ったが、皆意外とのってくれてホッとした(監督が大変だったと言ってましたよというツッコミも)。
高木さん、いいアイデア、犬がオベの車に当たり前に乗るのに声上げて笑ったそう。

【メックリ、ビッテン、オイゲン、なぜこの組み合わせ?】
プロットは、盛り上がってる市民だけだった。
その後メインキャラ掘り下げるなら誰か街にいてもいいという話になり、ビッテン食べてる、メックリ美術館にいる、最初は点描で考えていた。
そこから、会話させた方が楽しいのでは?となった。
仲がいいというのではなく、何かしら用があった設定。
その用は打ち合わせで話が出てたが、覚えていない…何か紹介してもらったお礼に食事だったか?

【シュバイネハクセを入れた理由は?】
ドイツ料理だったから。コロナ前に有楽町のドイツ料理屋で皆で食べた。
磯部さん写真とってたのでほぼ取材。脚本書いたのは2、3年前だからその前?
【制作の流れ】
構成案(原作のここからここまで)→高木さんが大プロット→脚本家に発注。
大プロット→プロット→シナリオの人もいれば、大プロットからいきなりシナリオ書く人も。
書いて提出し打合せして第2稿、それがだいたい3、4稿で決定稿。
ノイエも一般にもそのくらい。ドラマだと2桁行くことも。
1、2期は原作の重要な要素でも削ったところがあったから、原作にないところは真っ先に削られた。
原作1、2巻はイベントいっぱいだけど3巻はじっくりした書き方になってる分、脚本家の創意工夫もできる。
今回、脚本家の割り振り指示は監督と磯部さん。1話と最終話はシリーズ構成なので高木さんが指示をうけるまでもなくやる。
ノイエ、今回第3期だが、ノイエの独自性は3期から。この先もとても面白いです!とのこと。

拍手[1回]

PR



ただ監督とバルバロッサいそべP登場のノイエ激突初日舞台挨拶のメモ起こし。

「気になるポイントをシェアするので確かめにまた見に来て欲しい」というコンセプトで、私もここは意識して見られたら楽しい!と思ったので個人的まとめ。
ただ監督とバルバロッサいそべPが交互に全部で10ポイント上げてました。
※あくまで個人のメモです。文責はすべてブログ主にあります※

1.ラオとアッテン(監督)
つい昔のくせで演出をつけたくなるという監督の絵コンテ。
司令官はいつも立ってるだけだが、老成してない若手のアッテンやラオには躍動感を出したかった。動く演出つけてみた。
ディスプレイにかけよるシーンは、ツケバンという動いてくセルをカメラがおいかける技法でとっている。
フリッターあわないとカクカク違和感が出て綺麗にやるのが大変なところなのでぜひ見て欲しい。

2.ピアノ弾くメックリさん(P)
どこを弾く時に右腕左腕がうごくかを本当にピアノを弾いてる映像に合わせた動き。
橋本しんさんに参考になるものありますかとお尋ねしたら、ご本人の映像をいただけた。
それに合わせている。
監督、お客さんの見る目が肥えているからこういうところ大変。邂逅のジェシカのバイオリンもほんとに弾いてもらって合わせた。

3.ラインハルトを訪ねたロイ(監督)
原作でもOVAでも有名なシーン。心づもりのない相手にロイが思い切ったことを言い切るのでカッコよくしたかった。
音響監督が緊張感のある音楽をつけてくれ、高まっていく音楽がラインハルトの「みなまで言うな」でピタッと終わる。
キルヒが背後で目線を動かしているのも見どころ。

4.ユリアンのスパルタニアン戦(P)
戦闘機の派手なバトル。スパルタニアンに目線も合わせている。
今までの艦隊戦とは違う感じ。情報も濃い、何度見ても発見がある。
監督、ノイエテーゼの場合キャラ以外は3Dさんが作ってくれてる、3Dさんの作業エネルギーがないとできない。
5.ロイの父母の回想のシーン(監督)
ここは美術さん。ト書で「過去回想」とあるシーン、普通は回想というとセピアとか彩度の低い世界だが、せっかくアニメだからアブノーマルな回想にしたかった。
そう美術さんに伝えたら、「気の利いた回想を作りこんでみます」と言ってくれてできた。
美術が竹田さん、色彩設計も竹田さんなので、打ち合わせの時に「どっち?」となる。

6.ミッタマが門閥貴族の若手と相対するシーン(P)
ここは秋山さん作画!
監督いわくノイエを何度も見ていくと、ここ秋山さんじゃないの?がわかる。
ここはメインの名前のあるキャラではないが、重力のある動きをしてみせてくれるシーン。
3人の動きがそれぞれ細かくて何回みても発見がある。
(私もみいってしまった)

7.ブラッケ、リヒターの乗る車の映り込み(監督)
めっちゃカロリーかかってる。演出の小村方さんがこれをどうしてもやりたい!と。
先輩なので拒否権ない(冗談)、ワンカットでハイカロリー。
映り込みを平面ではなく立体的につくらなきゃいけないので複雑で難しい。
背景、角度違いで5種類くらい使う必要がある。
手間ひまが大変なシーンだが、ここはノイエの世界観を作るためにやったほうがいいシーンだった。

8.軍刑務所のごはん(P)
食事、にんじんや枝豆や食材まで全部細かく作ってるので、リアルに作れるのでは。
まずそうに見えるけど、食材にまずいものはない。

9.犬!!!(監督)
僕はじめノイエテーゼのスタッフのやりたいことをやってしまいました、と。
銀英伝は今と地続きの世界なので、ノイエの企画当初は「他の星系は地球と同じ生態系ではないはず」「ダルメシアンはいるのか」と大真面目な議論をしていた。
だがここはある意味逃げずに原作準拠に。
某有名監督のおかげで犬ならあいじーという目がある。ハードル高かった。
そうはいっても、ここは犬を見せるのが目的ではない。
門閥貴族が斃れ、ラインハルトの主導する銀河帝国がどうなっているか、主役ではない人で点描しようとしたが、それだと決まらない。

せっかくダルメシアンが出る回なんだから、犬がカメラをもって移動していくのは?という話になった。

10.ブリュンヒルトともう翔ぶことのないバルバロッサ(P)
ここは選んでおかないと。こういうふうにやり続けてたら、いつかメカニックナイトとかバルバロッサナイトとかやってくれるかもしれない!
監督、ヤ○トの例もあり、仕事を終えて記念艦になったらもう一度翔ぶかもしれない。
もちろん本編ではないけれど。

***
バルバロッサナイト、駆け付けます!ぜひぜひお願いします

拍手[1回]


アニメイト秋葉原で行なわれた、郡司Pと後藤総作画監督のトークショーから、ざっくりまとめてみました。

このトークショーは「SNS厳禁」という前置きのもと、固有名詞もちりばめられたかなり突っ込んだいえる内容になっていて、本当に全国行脚か何かで皆様にきいていただきたいものなのです・・・
新潟→金沢のトークショーがなくなってしまったのは本当に残念

ですが、演出等についてのお話で差支えなさそうな内容もあるので、それを個人的に抜粋してみました。
あくまで個人的、主観的なメモですのでご参考までに。

また、皆様なら大丈夫かと思いますが、ここからの抜粋SNSは厳禁です(`・ω・´)ゞ

【12/14】
円盤第5巻発売記念 後藤総作画監督トークショー&サイン会メモ


スタートからプロジェクターの反応が悪く、郡司Pが「ラインハルトに反応が遅い!と怒られる」と絶妙な合間つなぎを。
ふとしたはずみに差し込まれる名言やキャラも楽しいトークショー。

恒例の「ノイエで銀英伝に出会ったかた」アンケートは、列に一人は手が挙がる盛況。
「でられない沼ですよ・・・」との歓迎のお言葉(笑)

後藤総作画監督は、とてもそうは見えませんが、今年で還暦をむかえられてます。
「赤いちゃんちゃんこ衣装にしましょうか」
「バルバロッサ?」
なんていうやりとりも。

アニメ業界、若い子も多く、毎日刺激的で(納品できない!とか笑)、たいくつしないので脳内活性化されてお若いのかも、という話も。


☆制作途上の映像

アフレコ映像や、ラフ原撮、本撮、セリフの入るタイミングでホールド(役名)が出る映像、など、段階ごとのいろいろなバージョンがあります。

まずは、第1話のラインハルトが艦橋に姿をあらわすシーン。

ラフの時点から「シュターデンの顔が素晴らしい、感情がすごい」との声。
モーショングラフィックもラフ。

最初は探り探りやっていたため、キャラが上がっていなかったり、サブ作ったりでなかなか進行状況が動かず、スムーズに動き出すまで数か月かかったそうです。

この行きつ戻りつの試行錯誤の助走期間を経て、いろいろな大切なルールや設定が固まっていったそう。

2017年公開を2018年に伸ばしたのも、それらの進行状況と経験則からあれこれと相談したうえでの決断で、正解だったとのこと。
(イゼカフェの特番ぜったい入れておいたほうがいい、というのも、さすがのプロデューサーの読みで大当たりだったそう)

オールカラーでのアフレコが理想だけど、なかなかそうはいかない。
でもノイエではそこまではいかなくても、わりと進んだ進捗状況での段階でのアフレコもあったそう。


☆脚本について

・12話くらいまで尺に苦労した。脚本は真っ黒。それを絵コンテにしたら尺オーバーだった。

・オーベルシュタインがグラスを上げてるシーンとかもあった。
(パキンと割ってるオベ、見てみたかった!と)

・「死線」で、ビュコック提督に通信を切られた後、グリーンヒル大将がテーブルに手をつくシーンも絵コンテではあった。

・切っちゃいけないシーンが切られそうになることもあり、事細かくつめた。


☆後藤さんの仕事

・作画さんは黄色の紙に描き、後藤総作画監督は赤い紙で修正。全体的な質を統一する役割。

・軍服の肩のラインも、キャラ表ではあったりなかったりなので、どうするかをきめてその方針に統一する。
肩のラインはなくすことにし、フィルムから統一した。
(総作画監督チェックのときに、×をつけて線なくなりました、などのルールも告げる)

・修正例としては、ユリアンの眼のかたち等

・特に、軍関係は設定が緻密。階級章では間違いが絶対でるので、徹底チェックしようという声掛けしながらやった。
演出さんでチェック、その後、フィルムでもチェック。

・演出の小笠原さん作成の階級章表は力作。

・このあたりの手戻りが多いと、進捗が送れ、労働時間が伸びてしまう。
なので、なるべく早くルールを決め、周知して、手戻りをなくすことが大事。
スタッフをどう教育していくか、もとても大事な課題。

・19話のジェシカがクリスチアン大佐を見据えてるシーンは、髪の毛の描写が半端ないので、顔を髪の部分をわけて描き、それぞれにチェックしたりもしている。

・元帥杖授与式も、どの階級が何人くらいいる、など、資料をかきあつめて検討した。

・24話のトリューニヒトの演説の時、背後で勲章つけている軍人たちも、誰が何個つけているかの設定を練った。
(ヤンは勲章が嫌いなのでもちろんつけていない)

・設定、鈍器の3倍は資料があるとのこと。

・色をきめるのも大変。セル(20~40色)がなくなって絵具会社がなくなり、デジタルになったことで、無限に選択肢がひろがった。

・キャラゾーンに合わせた肌の色を決めるのも大変。日焼けしたロイとか・・・(絶句)

・IGはねちこい。あえて、そこまで?というところに踏み込む。でも、そこまでのこだわりがあるから見栄えが違う。

・わからない人には「どうしてそんなに時間かかるんですか?」「1分いくらですか?」と聞かれるけれど、「豆腐一丁じゃないんだから!」と思う。


☆そのほか

・出撃のシーンは後藤さんの一番弟子のかたにお願いできて、磯部Pが喜んでいたそう。
ここは総作画監督の修正もはいらず、ラクができたとのこと。

・大理石は床がつるつるてかてか、絨毯のときは影をいれない、など細かな描写がある。

・時代的に、フレデリカは「美人」よりも「才媛」というほうを重視して描写している。
でも、ラインハルトとアンネローゼはすごい美貌だから仕方がない。


【1/19】
円盤第6巻発売記念 後藤総作画監督トークショー&サイン会メモ


☆冒頭

・後藤総作画監督、40周年!
名犬ジョリーの動画原画や、まいっちんぐマチコ先生でスカートヒラヒラする原画も描かれていたそうで、ジリオンが全盛期とか、懐かしいです!

なんでアニメーターになろうとしたのか?というお話から伺えました。

・2017年7月に、郡司Pや3Dの森本さんたちスタッフが、呉へロケハンに行った話

こういうところにお金を使わないと、と稟議書を回したとのこと。
軍港を船でまわり、300メートルの巨大コンテナ船とかを見て、見上げるとどんな感じか、船を見上げるというのがどういう空気感なのか、ステルス艦と護衛艦の鋼鉄の見え方は違う、とかを体感できた。
戦艦に反映されていると思う。

知識や経験以外にも、いろいろとおしゃべりもしてコミュニケーションもよくなった。

遠慮して物が言えない、というのは、いいものを作るのに障害になる。
その障壁をなくすためにも、経理には文句をいわれたとしても、ロケハン等のイベントは有効。
(ここすごくわかりみだったので、サイン会で待ちの間、郡司Pと「チームビルディング」「心理的安全性」の大事さについて語ってしまいました…)


☆後藤さんのお仕事

#16 ラインハルト(賊軍、のシーン)

・絵では振り向いているだけだけど、そのタイミングで右から光が差すシーン。
陰のなかにいるラインハルトが、歩いていくと光に入っていく。
あわせるとそんな感じかな、と、描くときから頭で考える。

ここは本当に素晴らしくて、郡司Pはつらいことがあるとこのシーンをご覧になっているそう。

#24 ラインハルト(墓参のシーン)

・ごまかしがきかない、奇をてらった動きが付けられないシーン。淡々とした芝居ほど大変、動きがおかしいとばれる。皆やったことのある動きなので。

・丘を歩くシーンで、丘の斜面に対して垂直に立っているのはおかしい。
でも、不慣れな人のなかにはそういううっかりミスもあるので、そんなところにも注意が必要。

・ここの墓碑銘はハリコミとのこと

#13 ヤン(ブランデーをたっぷり、のシーン)

・手の演技を指の間など調整している

・訴えかけているような目が印象的なシーン。フレデリカと愛が芽生えている感じがする、と郡司P。


☆作画でルールを決め、注意した点

①あごパク(しゃべるときに、口だけではなくあごも動く演出)

・「この作品はあごパクを使用する作品です、あごパクと口パクは併用します」とルール決め。あごパクをすることは、多田監督からの指示。

・とはいえ、小さいサイズまであごパクしているとリテイクが出るので、その兼ね合いが大変。

・銀英伝はセリフが多い会話劇なので、この辺から動かそう、という目安を決めてリテイクを少なくする
横顔は小さいサイズでもあご動かす、など。

・髭はしゃべるとき全部動かすと、ずれてみっともないので、上は動かさず口元だけ、などのルールも決める。
なので、髭の人が多いから大変。

・ほうれい線も同じ場所にトレースして、動いてる感じを見せる

・テクニカルミスを減らせば、リテイクも少なくなり、お金と時間も削減できる

②細かな指示書

キャラごとに指示書もある。
フレーゲルだと「私を美しく描きたいなら…」みたいなのがあるそう。

③チームとしての仕事

・これだけやっても統一は難しいので、後は総作画監督がおさえる

・作業に入る前に作画監督だけで集まって、連絡を密にしておく
アニメは連絡がすごく大事で、そこを怠ると全直しになったりする

・銀英伝は軍関係など厳しい眼があるから、階級章など気を遣う

・予算だけではなく、現場の流れをどう作るか、チームをどう作るか、がとても大事。ノウハウが浸透していくとどんどんやりやすくなる

④服装資料

・考証の白土さんが、皇帝がいる式典の資料などまとめてくれている。その資料を配って、議論のたたきにする。
例えばヴィルヘルム1世の戴冠式での白い軍服とか、髭とか、ケープとか。

・そこから設定を作るとき、線や部品はだいぶ減らす。それでも線は多い。そうではないと、帝国の重厚感が出ない。

・「新無憂宮で、皇帝に会う予定がないときに、軍人ではない人が着る服装」などのピンポイントな設定も。

・設定としてはこうだけれど、それ全部やると現実的ではないので、金や銀をそれらしく技術で見せている

・3話でアンネローゼ様がふくらはぎ出しているのは、「戦争と平和」のナターシャ足出しのイメージ

・キルヒが貰った勲章はマルタ十字架っぽい

・いい設定担当さんや制作担当さんは、たくさんの資料に、経緯もつけてくれる。大変だが、こういうのをやらないと魅力ある作品にならない。

・ヒルダとラインハルトとで飲んでいたコーヒーカップのデザインもあれこれ話し合った。資料のなかからいいなと思っても、調べると権利関係で難しいケースなどもある


☆そのほか

・世界観、それぞれにこうなんじゃないか、という資料をあつめて固める。
「世界観どうするか会議」
(とっても聞きたい…録音して販売してくださらないだろうか)

・24話やれて、今は絵がしみこんでいる状態。ノイエは尻上がりに盛り上がったので、スタッフとして感謝している。

拍手[0回]


今回、司会はほしのさんで注意事項はなし。

まずはおっさんず全国縦断トークのふりかえり。

日本地図がでて、でーんと「長征2,300キロメートル」の文字。
「金曜の新ピカからはじまり、そのあと日曜までつごう五か所の未体験な行脚」

監督「おっさんに含まれることに抵抗があった。ほぼ似たような年齢だけど…」
司会「withおっさんずなので、一応含まれてはいません。今後は含ませていただいても?」
監督「けっこうです」
という軽妙な?トークから。

後藤総作画監督のおすすめシーンを、多田監督と話順に紹介してくださいます。
ご自身の仕事の絵がいっぱい入った話数を選んでくださったとのこと。

まずは、ヤンの作戦名の成功でグリーンヒル大将がこうなってしまったというせつないシーン、ということから。


①グリーンヒル親子

監督「邂逅で三月兔亭のシーンを書いたとき、グリーンヒル大将が厳格なお父さんではなく、話のわかるお父さんという感じで描いた。菊地さんにもそういう風にキャラデザしてもらった。そこからのギャップが後藤さんのおかげで出せた」

後藤さんは、のちのちこうなる、ということを匂わせない楽しいシーンとして邂逅では描いたそう。
星乱第一章でも、ヤンを見送るグ大将よりのカットで終わらせたのは後藤さん。よかった。
ここは、ここからこうなってく、という表情を気をつけて描いた、と後藤さん。


②ボリスのシーン

場内笑。でもそういうシーンとして描いた、と。3章重いシーンが多い中でここだけ銀英伝じゃないみたい。
ここでコーネフが何を食べるか、本読みで話し合った。
親父たちが集まってチャーハンにしよう、ってなったのが面白い、と後藤さん。

星野P「ノイ英伝食事のシーン多いけどここはインパクトある、ここまでおいしそうに食べる人いない」
後藤さん「映画館出たらチャーハン食べたくなった、ってよくTwitterでみかけた。ここだけ昭和的」

監督「ここだけ紙が多い。帝国も同盟も(帝国は形式上神があるけれど)この時代ほぼペーパレス。
演出要件としてあえて紙にした。
イメージは松田〇作さんの探偵物語の事務所のような、古くさい事務所をイメージした」

星野P「チャーハンじゃない料理の候補は?」
監督「フェザーンなので、同盟とも帝国とも違うノリがいい、という意見は一致した。
麺類がいいか、どこともとれるハンバーガーがいいか、と。作画考えたらチャーハンになった」
後藤さん「チャーハンってわかるってことは作画成功してるのでは」
監督「このシーンだいぶ芝居が昭和。ベテランの子が担当したのかと思ってたら、若い子がやってて、ドヤ顔で「僕だったんです、狙い通りでした」と言われた」
後藤さん「食べながらの口パクシーン難しくて、合わなくてリテイクで直した」

③フレーゲル

磯部Pが大好きなバルバロッサ無双、全包囲攻撃で、フレーゲルは「バルバロッサ…」という。
キルヒアイスもバルバロッサもちゃんと認識している。
ここの表情もすごくいい、と。
監督「フレーゲルはイケメンのつもりでやってるが、愚かに見えるのは貴族として育ってるから。
絵はイケメンなのに滑稽に見える。
貴族として育ったことから抜けられない、というのが、古谷さんの力も借りて出せたと思う」

ここは後藤さんの作画。
後藤さん「帝国あまり回ってこないけどここ回ってきちゃった。大人っぽくなっちゃうかなと思ったけど大丈夫だった?」
監督どきっぱり「大丈夫です!!そういう路線で」
監督「僕の心の中だけの問題ですが、フレーゲルはラインハルトを下級貴族のくせに権力握る憎いやつと思いながら、美のライバルだとも思ってる。そこお芝居出るように気をつけた」
(皇帝崩御の回でラインハルトが退席するところを見つめるフレーゲル、何となくそんなのを感じました)


④メルカッツ主従亡命

シュナイダーをキャラデザした津島さんの作監のところ。
2人の関係と亡命を決めるシーンがとにかくいい、と後藤さん。
後藤さんも手を入れていない。作画も安定しているし、とにかく見てていい。

星野P「シュナの最初の顔と最後の安堵した顔、表情の違いが面白い」

芝居から津島さんの愛がこもってるシーン。
キャラとしてシュナは優秀。ラインハルト陣営でもきっと重用される。
でも優秀だけど出世頭ではなくメルの副官であることに1番の生きがいを見いだしてる。
ここも、理詰めより敬愛する気持ちで説得してる。
メルカッツも気持ちで来られたからこたえる。

「風変わりな」ヤンの話。
監督「真面目な話、決め事として帝国と同盟の情報のやり取りはある。決め事として作ってある。
ただしフェザーン経由なので、フェザーンが意図的に流すもの、流さないものがある。
スパイもお互い入り込んでる。どこかで描く機会があれば嬉しい。
だからヤンの評価は帝国に伝わってる。

昔の人であれば、ヤンがこういう人、というのを聞いて、軍人としてどうなのかと能力を疑う。
でもラインハルトやシュナイダーは風評にとらわれず本当の実力がみいだせる人。
シュナイダーにも、メルカッツを預けられるという確信がある」


⑤アンスバッハ

後藤さん「ここだけ作画がいいぞ、と思われたと思う。
僕が見ててもここだけ違う。リアルでいい作画。
ここのシーンだけでも、第3章は見る価値ある」

顔ばかり出しても、と瓶のシーンも加えたとのこと。


⑥アッテンとポプランとコーネフの会話シーン

ありそうでなかった場面なので、1度アピールしておきたい。
コーネフ映ってないのが残念だけど、Twitterでコーネフがしゃべったと喜んでる声があったので良かった。
ノイエ版はそれぞれゼロから構築するので、皆が気を使ったシーン。

若手の集まりだからフランク?でもアッテンと空戦隊の2人は階級が違いすぎる。
ポプが年の近いアッテンに敬語だらけになるのも演出上どうか、アッテンがダントツ上なのにフランクに会話してもいいのか、と侃侃諤諤した。
ポプがかしこまるのもイメージに合わない。新鮮味あるシーン。

いつもは空戦隊はジャンパーを着ていたりパイロットスーツだったりするので、装備を更衣室でとっている、どういうスタイルなのかがわかる珍しいシーン。
後藤さん「津島さん、パンフレットでもこのメンツにラオいれたオフショット書いてた」

津島さんはカレンダーでもキャラのオフショット書いてくれてる。
本編じゃできないことを、本編じゃないからかなり暴れて書いてくれてる。
ああいうのは新鮮な気持ちで見られて嬉しい。

**以下はツイートNGエピソードから抜粋**

最初は後藤監督は銀英伝に入る話がなかった。
ほかの予定で1年2年先まで仕事がうまってしまうなか、廊下で多田監督と出会い、
「僕銀英伝入らなくていいの?」とたまたま尋ねたら、
「最初からがっつり入って貰わないと困る」と。

どうも後藤監督が入るという認識が当たり前すぎて、調整がうまくいっていなかったよう。
結果、仕事を調整した。
(後藤監督はいってくださって本当によかった…)

声をかけてもらって頑張らなきゃ、と思った後藤監督、最初はサブキャラのお手伝いから。
ムライさんはそのサブキャラから。

多田監督「ラフをみて、ぼくがこういうふうにしようと思ってたムライが描かれていた。テレパシー?
モブからメインキャラに」

後藤監督「総作監に回っていってるので、作画やらせてもらえない、できてうれしかった」

***

最後、「今日は満月、コールドムーン。帰りは月をみて銀河に気持ちを馳せたい。皆様もかぜひかないようにあたたかくして」と〆る後藤監督がロマンチックでした。

多田監督も「さすが後藤さん、いつも笑いで落とそうとしている僕とは違う、時事ネタばっちり」と言われていました。

拍手[1回]



とうとう星乱も最終上映。
星乱の上映中、トークイベントなどが開かれてノイエの聖地のようになった新ピカ、星乱最後のイベントです。
感慨深い…

司会は田坂P。いつもの注意事項から。
「危険物、ハンドキャノン、指輪のレーザー銃は持ち込み禁止です」
そして。
「キルヒアイス提督にお越しいただきます。
お優しい提督は皆様を撃つようなことはないですが、心を撃ち抜かれないようにご注意ください」

……撃ち抜かれました(泣)

メインテーマとともに、梅原さん、多田監督、バルバロッサ磯部Pが登場。

梅「そこをくぐってきて、こんなに人がいるとは思いませんでした」

田「今日はキルヒアイスについてたっぷりお話しましょう」


【キルヒアイスのデザインについて】

設定資料集がパワポにて表示。

田「キルヒアイスのイメージはどう作ったんですか」

多「オーダーの時、見た目だけならラインハルトと優劣つかない、拮抗する、できる男感を出してほしいといいました。
でも中身は私心がない、2人に忠誠誓う男。
見た目は力強くして、内面を上手に演じて頂ければと思った」

田「キルヒアイスをどう感じましたか?」

梅「オーディションの段階でも、キャラデザいただいて原作を読んでも、清廉潔白さを感じて、心のやさしさを表現できたらと思った。
でもアフレコにのぞむと、厳しい顔やきりっとした顔が多い。
表情を汲むか、どうしようか悩んだが、自分が原作で感じたキルヒアイスを演じた。
最初はさぐりさぐりだった」

多「オーディションのとき、最初から考えていた通りに感じた。
見た目は精悍、ラインハルトと出会ってなければ同等、でもあえて従っている感じ。
オーディションから感じていたから心配はしていなかった」

田「ぼくもオーディションに参加していたんですが……あ、見るほうですけどね(会場笑)。
皆一致で梅原さんがいいといっていた」

梅「オーディションのとき、最終宮野さんと2人になって、そのまま「役が決まりました」となったときの台本に
1話もあったので、実際演じたときは感慨深かったです」

磯「菊地さんからお手紙をお預かりしたので代読します。

『世界をざわつかせたキルヒアイスのビジュアルについては、3巻付属のブックレットでご覧ください。
キルヒアイスの髪はキューピー、エンゼルを意識した。
短い前髪はisgr版へのリスペクト。
梅原さんの素敵な演技でよりキルヒアイスに近づけたと思う。

23話を自分が担当することは知らされていた。
あのシーンは力が入らなかった。見えていなかった。
今思い出しても胸がきゅっとする。
ラインハルトと同じ表情で書いていたと思う。

また書きたいので、ノイエ続いてー!』」

梅「isgr版があってノイエがある難しさはみなさんあったと思います。
私もありました。菊地さんがものすごい愛をもって描いてくれたのが伝わりました」


【バルバロッサの設定について】

待ってましたの磯部Pタイム!

田「尺がそんなにとれないので、バルバロッサ大好きPの磯部さん、1分で!」

(1)1枚目スライドは基本設定。
全長999Mであること、武器など。
「おなかのここにキルヒアイスがいます」と、ブリッジの場所をさす磯部P。

(2)2枚目スライドは、「約1KMがどんなものか」ビジュアル
新宿ピカデリーから、東京都都議会議事堂が、直線で約1KM!
「大きさイメージつきますか?」

(3)線画設定 竹内敦志さんが大元の線画を

(4)色参考 「どういう赤なのか」を監督ふくめ相談し、赤のイメージ作った、と

(5)3Dモデル

(6)この先は独断と偏見のおすすめシーン、「バルバロッサ活躍シーン!」

 ①カストロプ動乱:カストロプの前に颯爽と登場する姿
 ②バルバロッサ総攻撃:リップシュタット戦役の全方位攻撃シーン

磯「バルバロッサのお時間をいただきましてありがとうございます」

田「愛があふれて2分40秒かかりました。キルヒアイスにとって欠かせない相棒ですからね」

梅「一から戦艦がデザインされて3Dに、重力制御も細かく決まってて、作り上げるのはめちゃめちゃ大変だったのではと思います。なんで1KMにしなかったのかな、なんて」

多「多分原作です。1KMを超えるブリュンヒルトに一歩引くバルバロッサ」


【マイ ベスト キルヒアイス】

[磯部P]14話

磯「14話。アンネローゼ様の新しいおうち、いやお屋敷に3人で行くシーン。
ノイエテーゼ上だと、3人で幸せな最後のシーン。
一歩引いてたたずんでいるのがキルヒアイスらしい」

田「とてもしあわせな絵」

梅「3人のシーンは原作でも心がやすまるが、ラインハルトが童心にかえったお芝居をする。
2人のやりとりを一歩ひいて見て、なんて幸せなんだとアフレコで感じていた。
でも、「これで最後なんだな」と劇中のキルヒとは違う感情もあり、切なく演じた」

[多田監督①]3話

多「幼年学校卒業あたり。絵的に10代後半の絵がここしかない。
アンネローゼと小さいときは意外とある。この時間帯はここしかない。
ある意味友だち感覚だったのが、ここでラインハルトと目的を共有して、
千年に一度の金髪の天才についていくと決めた瞬間。
この後の大人のキルヒアイルの「御意」もかっこいい」

田「キルヒアイスが変わる瞬間ですね」

梅「ある意味2人の話はここから始まった、と感じながら、これから挑んでいくぞという気持ちを乗せた。
印象に残ってます」

田「気持ち出てました。アフレコ一発でしたね」

[多田監督②]11話

多「「勝つためだキルヒアイス」のリアクション。
演出的にも悩んだ、苦労したシーン。
絵に頼らざるを得なかった。
キルヒアイスはラインハルトと一心同体と覚悟を胸に秘めているが、アンネローゼ様と3人でいるときの落ち着いた笑顔とは違い、すべてのものを飲み込んで、覚悟している顔。
ラインハルトの言うことに、「そうです、その通りです」じゃない演出にこだわった」

田「2つ並び立つものを一緒に演じることがキルヒアイスは多い」

梅「ここである意味、ラインハルトは覇道を行く。
キルヒアイスは納得はしてはいるんだろうが、この後補給船を襲ったり、キルヒアイスの良心にある譲れないものとせめぎあう表情、微妙ですよね」

多「完璧にわかってくれている。力強く返事できない顔ですよね」

[梅原さん①]23話

梅「最後のところ。ここでキルヒアイスが咆哮する、叫ぶシーンがあるが、台本にはなかった。
息ぐらいいれようかなと思っていた。
テストはそのままだったが、本番のあとに三間さんから「キルヒアイスの叫びをいれてください」と、その場でテイク1で入れた。
それによって、キルヒアイスの全面に出ていない怒りの部分、ラインハルトの危機を前にしての男の部分が表現されて、僕自身納得がいった」

多「声どうするか迷いがあった。キルヒアイスは奥ゆかしく従うわけじゃなく、いざというときは剣をもって戦って、アンネローゼとラインハルトを護る人だし、そう思って過ごしている人。
絵は力強いアクションで行こう、と思ったが、内なるものを表にだしていいか悩んだ。
最終的には表に出そうと決めた」

田「いいかたちになった。ご自身の演じるキャラクターが死ぬことについては?」

梅「朝起きたときはすがすがしく、あと数時間で死ぬんだと思った。
前日はどうしよう、ああしようこうしようと悩んでいた。
だが、キルヒアイスはラインハルトが宇宙を手に入れることを信じている、全く疑っていない。
キルヒアイルが迷ったらだめだと思った。

ラストから本番まで何度もありがたいことにやらせてもらったが、先立たれるほうがつらいと思った。
僕はすがすがしいが、宮野さんは正面から受け止めて、感情的にぐしゃぐしゃになった。
死ぬシーンではあるが、役者としては楽しかった」

田「お客様にもとても好評な…そういうと少し違うけれど、とても感動していただいたシーンです」

多「きちんと人間のそばにカメラをおいて間尺とってドラマ優先にするのが、ノイエの方針。
キャストに助けられてできたシーン。
アフレコで泣こうという気持ちでいたが、僕より宮野さんの泣きが強烈でもっていかれた」

梅「壮絶でしたね」

田「プロデューサとしても、作ってくれてありがとうと思うシーンです」

[梅原さん②]第1話冒頭

梅「ここから始まった。僕個人も。オーディションもここから始まった。
長いこと演じる上で、キルヒアイルがどう感じているかに迷うと、ここを思い出す。
アフレコ中も思い出して、「キルヒアイスはこういう人なんだ」とキルヒアイルの軸となるシーン。

田「立ち上がりのシーンですね。皆さん印象深い。23話まで演じて、梅原さんにとってキルヒアイスとはどんな存在になりましたか?」

梅「テープオーディションでまさか受かるとは思わなかった。二次、三次とすすむうちに、清廉潔白は僕の人間性にあわないなと、どうしたものか考えながらやってきました。
でもスタッフさんからも「ぴったりだよ」と言われた。
自分を客観視する機会は少ないけれど、声はそう聞こえるのかな、と。
僕の声はこう聞こえるんだろうなと、今後のお芝居にも参考になることを教えて頂いた。

退場するところ、死ぬところまで演じられる役も少ない。ひとりの人間の一生、幼年期は別のかたなので半生を演じて、本当に嬉しかったし糧になった」

田「今後も、キルヒアイスにはいろいろなかたちで出てくれればいいなと思います。
さっそくキルヒロスの皆さまへ、ここで告知コーナー!
キルヒニャイス発売決定しました!」
(ここで大拍手)

田「梅原さんのために、サプライズゲストにお越しいただきました」

サプライズゲストはなんと田中芳樹先生。真っ赤な花束が田中先生から梅原さんに渡されます。

田中先生「キルヒアイスファンの皆様、ごめんなさい。今日はこれをいうために、締め切りを2つほっぽってきました。
自分の作品でどうなるかわかっているはずなのに、素晴らしいキャストの皆さんに演じてもらえて、書いといてよかったと思いました。
スタッフのかた、キャストのかた、また今日のような寒い日に来てくださったお客様にも心から御礼を申し上げます」

梅「本当にびっくりしました。嬉しいです」

田「直前まで隠せてよかった」

【最後に】

磯「本日で上映終了、一区切りですが、またお目にかかれるとスタッフ一同願っています」

多「今日は梅原さんを隣にしているので、外伝エピソードなどで、今後も梅原さんと仕事できるようがんばっていきたいです」

梅「今日は本当にキルヒアイス祭りだった。本当にたくさんの方が来てくださり嬉しいです。
田中先生もありがとうございます。
キルヒアイスという人生を演じられて嬉しいです。
外伝エピソードがありますし、何かの機会で演じることができればと思います。
それには皆様の応援が必要なので、今後とも作品の応援をよろしくお願いします」


拍手[0回]