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とうとう星乱も最終上映。
星乱の上映中、トークイベントなどが開かれてノイエの聖地のようになった新ピカ、星乱最後のイベントです。
感慨深い…
司会は田坂P。いつもの注意事項から。
「危険物、ハンドキャノン、指輪のレーザー銃は持ち込み禁止です」
そして。
「キルヒアイス提督にお越しいただきます。
お優しい提督は皆様を撃つようなことはないですが、心を撃ち抜かれないようにご注意ください」
……撃ち抜かれました(泣)
メインテーマとともに、梅原さん、多田監督、バルバロッサ磯部Pが登場。
梅「そこをくぐってきて、こんなに人がいるとは思いませんでした」
田「今日はキルヒアイスについてたっぷりお話しましょう」
【キルヒアイスのデザインについて】
設定資料集がパワポにて表示。
田「キルヒアイスのイメージはどう作ったんですか」
多「オーダーの時、見た目だけならラインハルトと優劣つかない、拮抗する、できる男感を出してほしいといいました。
でも中身は私心がない、2人に忠誠誓う男。
見た目は力強くして、内面を上手に演じて頂ければと思った」
田「キルヒアイスをどう感じましたか?」
梅「オーディションの段階でも、キャラデザいただいて原作を読んでも、清廉潔白さを感じて、心のやさしさを表現できたらと思った。
でもアフレコにのぞむと、厳しい顔やきりっとした顔が多い。
表情を汲むか、どうしようか悩んだが、自分が原作で感じたキルヒアイスを演じた。
最初はさぐりさぐりだった」
多「オーディションのとき、最初から考えていた通りに感じた。
見た目は精悍、ラインハルトと出会ってなければ同等、でもあえて従っている感じ。
オーディションから感じていたから心配はしていなかった」
田「ぼくもオーディションに参加していたんですが……あ、見るほうですけどね(会場笑)。
皆一致で梅原さんがいいといっていた」
梅「オーディションのとき、最終宮野さんと2人になって、そのまま「役が決まりました」となったときの台本に
1話もあったので、実際演じたときは感慨深かったです」
磯「菊地さんからお手紙をお預かりしたので代読します。
『世界をざわつかせたキルヒアイスのビジュアルについては、3巻付属のブックレットでご覧ください。
キルヒアイスの髪はキューピー、エンゼルを意識した。
短い前髪はisgr版へのリスペクト。
梅原さんの素敵な演技でよりキルヒアイスに近づけたと思う。
23話を自分が担当することは知らされていた。
あのシーンは力が入らなかった。見えていなかった。
今思い出しても胸がきゅっとする。
ラインハルトと同じ表情で書いていたと思う。
また書きたいので、ノイエ続いてー!』」
梅「isgr版があってノイエがある難しさはみなさんあったと思います。
私もありました。菊地さんがものすごい愛をもって描いてくれたのが伝わりました」
【バルバロッサの設定について】
待ってましたの磯部Pタイム!
田「尺がそんなにとれないので、バルバロッサ大好きPの磯部さん、1分で!」
(1)1枚目スライドは基本設定。
全長999Mであること、武器など。
「おなかのここにキルヒアイスがいます」と、ブリッジの場所をさす磯部P。
(2)2枚目スライドは、「約1KMがどんなものか」ビジュアル
新宿ピカデリーから、東京都都議会議事堂が、直線で約1KM!
「大きさイメージつきますか?」
(3)線画設定 竹内敦志さんが大元の線画を
(4)色参考 「どういう赤なのか」を監督ふくめ相談し、赤のイメージ作った、と
(5)3Dモデル
(6)この先は独断と偏見のおすすめシーン、「バルバロッサ活躍シーン!」
①カストロプ動乱:カストロプの前に颯爽と登場する姿
②バルバロッサ総攻撃:リップシュタット戦役の全方位攻撃シーン
磯「バルバロッサのお時間をいただきましてありがとうございます」
田「愛があふれて2分40秒かかりました。キルヒアイスにとって欠かせない相棒ですからね」
梅「一から戦艦がデザインされて3Dに、重力制御も細かく決まってて、作り上げるのはめちゃめちゃ大変だったのではと思います。なんで1KMにしなかったのかな、なんて」
多「多分原作です。1KMを超えるブリュンヒルトに一歩引くバルバロッサ」
【マイ ベスト キルヒアイス】
[磯部P]14話
磯「14話。アンネローゼ様の新しいおうち、いやお屋敷に3人で行くシーン。
ノイエテーゼ上だと、3人で幸せな最後のシーン。
一歩引いてたたずんでいるのがキルヒアイスらしい」
田「とてもしあわせな絵」
梅「3人のシーンは原作でも心がやすまるが、ラインハルトが童心にかえったお芝居をする。
2人のやりとりを一歩ひいて見て、なんて幸せなんだとアフレコで感じていた。
でも、「これで最後なんだな」と劇中のキルヒとは違う感情もあり、切なく演じた」
[多田監督①]3話
多「幼年学校卒業あたり。絵的に10代後半の絵がここしかない。
アンネローゼと小さいときは意外とある。この時間帯はここしかない。
ある意味友だち感覚だったのが、ここでラインハルトと目的を共有して、
千年に一度の金髪の天才についていくと決めた瞬間。
この後の大人のキルヒアイルの「御意」もかっこいい」
田「キルヒアイスが変わる瞬間ですね」
梅「ある意味2人の話はここから始まった、と感じながら、これから挑んでいくぞという気持ちを乗せた。
印象に残ってます」
田「気持ち出てました。アフレコ一発でしたね」
[多田監督②]11話
多「「勝つためだキルヒアイス」のリアクション。
演出的にも悩んだ、苦労したシーン。
絵に頼らざるを得なかった。
キルヒアイスはラインハルトと一心同体と覚悟を胸に秘めているが、アンネローゼ様と3人でいるときの落ち着いた笑顔とは違い、すべてのものを飲み込んで、覚悟している顔。
ラインハルトの言うことに、「そうです、その通りです」じゃない演出にこだわった」
田「2つ並び立つものを一緒に演じることがキルヒアイスは多い」
梅「ここである意味、ラインハルトは覇道を行く。
キルヒアイスは納得はしてはいるんだろうが、この後補給船を襲ったり、キルヒアイスの良心にある譲れないものとせめぎあう表情、微妙ですよね」
多「完璧にわかってくれている。力強く返事できない顔ですよね」
[梅原さん①]23話
梅「最後のところ。ここでキルヒアイスが咆哮する、叫ぶシーンがあるが、台本にはなかった。
息ぐらいいれようかなと思っていた。
テストはそのままだったが、本番のあとに三間さんから「キルヒアイスの叫びをいれてください」と、その場でテイク1で入れた。
それによって、キルヒアイスの全面に出ていない怒りの部分、ラインハルトの危機を前にしての男の部分が表現されて、僕自身納得がいった」
多「声どうするか迷いがあった。キルヒアイスは奥ゆかしく従うわけじゃなく、いざというときは剣をもって戦って、アンネローゼとラインハルトを護る人だし、そう思って過ごしている人。
絵は力強いアクションで行こう、と思ったが、内なるものを表にだしていいか悩んだ。
最終的には表に出そうと決めた」
田「いいかたちになった。ご自身の演じるキャラクターが死ぬことについては?」
梅「朝起きたときはすがすがしく、あと数時間で死ぬんだと思った。
前日はどうしよう、ああしようこうしようと悩んでいた。
だが、キルヒアイスはラインハルトが宇宙を手に入れることを信じている、全く疑っていない。
キルヒアイルが迷ったらだめだと思った。
ラストから本番まで何度もありがたいことにやらせてもらったが、先立たれるほうがつらいと思った。
僕はすがすがしいが、宮野さんは正面から受け止めて、感情的にぐしゃぐしゃになった。
死ぬシーンではあるが、役者としては楽しかった」
田「お客様にもとても好評な…そういうと少し違うけれど、とても感動していただいたシーンです」
多「きちんと人間のそばにカメラをおいて間尺とってドラマ優先にするのが、ノイエの方針。
キャストに助けられてできたシーン。
アフレコで泣こうという気持ちでいたが、僕より宮野さんの泣きが強烈でもっていかれた」
梅「壮絶でしたね」
田「プロデューサとしても、作ってくれてありがとうと思うシーンです」
[梅原さん②]第1話冒頭
梅「ここから始まった。僕個人も。オーディションもここから始まった。
長いこと演じる上で、キルヒアイルがどう感じているかに迷うと、ここを思い出す。
アフレコ中も思い出して、「キルヒアイスはこういう人なんだ」とキルヒアイルの軸となるシーン。
田「立ち上がりのシーンですね。皆さん印象深い。23話まで演じて、梅原さんにとってキルヒアイスとはどんな存在になりましたか?」
梅「テープオーディションでまさか受かるとは思わなかった。二次、三次とすすむうちに、清廉潔白は僕の人間性にあわないなと、どうしたものか考えながらやってきました。
でもスタッフさんからも「ぴったりだよ」と言われた。
自分を客観視する機会は少ないけれど、声はそう聞こえるのかな、と。
僕の声はこう聞こえるんだろうなと、今後のお芝居にも参考になることを教えて頂いた。
退場するところ、死ぬところまで演じられる役も少ない。ひとりの人間の一生、幼年期は別のかたなので半生を演じて、本当に嬉しかったし糧になった」
田「今後も、キルヒアイスにはいろいろなかたちで出てくれればいいなと思います。
さっそくキルヒロスの皆さまへ、ここで告知コーナー!
キルヒニャイス発売決定しました!」
(ここで大拍手)
田「梅原さんのために、サプライズゲストにお越しいただきました」
サプライズゲストはなんと田中芳樹先生。真っ赤な花束が田中先生から梅原さんに渡されます。
田中先生「キルヒアイスファンの皆様、ごめんなさい。今日はこれをいうために、締め切りを2つほっぽってきました。
自分の作品でどうなるかわかっているはずなのに、素晴らしいキャストの皆さんに演じてもらえて、書いといてよかったと思いました。
スタッフのかた、キャストのかた、また今日のような寒い日に来てくださったお客様にも心から御礼を申し上げます」
梅「本当にびっくりしました。嬉しいです」
田「直前まで隠せてよかった」
【最後に】
磯「本日で上映終了、一区切りですが、またお目にかかれるとスタッフ一同願っています」
多「今日は梅原さんを隣にしているので、外伝エピソードなどで、今後も梅原さんと仕事できるようがんばっていきたいです」
梅「今日は本当にキルヒアイス祭りだった。本当にたくさんの方が来てくださり嬉しいです。
田中先生もありがとうございます。
キルヒアイスという人生を演じられて嬉しいです。
外伝エピソードがありますし、何かの機会で演じることができればと思います。
それには皆様の応援が必要なので、今後とも作品の応援をよろしくお願いします」
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