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かつてユリアンと同世代で銀A伝にどっぷりつかった過去をこじらせ、ムライ参謀長と同年代になってから再燃してしまった管理人のブログ。 腐れ要素あり、注意! Twitterやってます、お気軽にどうぞ♪ 銀A伝用垢→@fukurasuzumlogh
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お約束の注意事項。
「新宿ピカデリーの飲み物を買われたかた。ここのドリンクには毒は入っていませんのでご安心ください」
からでしたw

最初は恒例のアンケートコーナーから。

「ノイエからの人」→けっこういらっしゃる!
「前回おっさんずトークに参加した人」→これも!
「第一章から参加した人」→これも!!

ということで、「お客様のイメージがつかめたところでスタート!」でした。

☆第三章振り返り☆

【21話】(場面写真がスライドで表示)

(多)救国軍事会議が敗れる、目標を達せず潰えていく、そこが肝の話。
だけど、ピンポイントでボリス・コーネフにちょっと触れたかった。
(前回触れ損ねたので、今回触れときましょう、と田P)

フェザーンは第三者視点。ボリスはそこを強調するキャラ。
だから自由奔放な描写にして、オーバーな芝居にしている。

ネタっぽい演出もしていて、宇宙港に到着し、船からおりるとドミニクがあらわれる、美女が迎えに来て何事だろう、と思ってついていくと、浅黒いハゲ親父がいる。
「機嫌が悪いようだな」→当たり前。
この不機嫌は、割の悪い仕事と、美女から浅黒いハゲ親父でがっかり、のダブルミーニングのつもり。

コーネフはいろんなキャラに陰ひなた関わる人なので、ユニークでテンション高めにした。

(安)原作では外見の描写がない。紙パックチャーハンシーンが印象的。
   浅黒いハゲの前ではネクタイ締めてる。もどると緩める。昭和のサラリーマンみたいでよい。

(郡)後藤監督とトークショーの打ち合わせで、チャーハン食べたくなるってTLにあふれてましたねって話をした。
食べるものを何にするか、脚本会議でもめたところ(笑)

(安)微に入り細にいる脚本会議。議題に「何食うか」ってあったね。
フレデリカのショックをうけるシーンもよかった。

(田)立ち直るところまでの強さ

(安)勝てない。絶対ヤンは勝てない。

(多)べたな泣きにしたいところだけど、フレデリカは泣き顔を見せる子じゃない。
シーンの積み上げ思案したところ。
回想シーンに実はフレデリカが見ていないシーンがひとつだけある。
第六次イゼ攻略のパパがそれ。
「こういうことがあった」という話をフレデリカは聞いてちゃんと知っている、というところを出したかった。

【22話】(場面写真がスライドで表示)

(郡)アンスバッハとブラ公の対比が…黄瀬さんが描いた素晴らしいシーン。
素晴らしいと思ってクリアファイルにしちゃった
見えてるアンスバッハ、気づかないブラ公。
意外に涙を誘う。200万も虐殺した悪い人なのに。そのあたりノイエらしいところ。
メルカッツにも泣きました、とLINEたくさんもらいました。

(多)シュナイダーのシーンは、シュナイダーをデザインした人が自分で原画作画を担当したところで、すごくいい

(郡)かぶってくる音楽も素晴らしい

(田)死に顔の力が半端ない、印象強い

(郡)閣下、っていうときの顔。かなしげな笑み。…クリアファイルにしちゃった。
われわれダビングのときに見て、やべえよこれやべえよ、と。
そしてフレーゲル様は華々しくお亡くなりに。

(安)おっさんたちがみんないい死にざま。ブラ公は「できればくるしまずに…」と卑屈になってほしくなかった。

【23話】(場面写真がスライドで表示)

(多)キルヒアイスが命を落とす話数。間尺の使い方が難しかった。
死んだあとの余韻がほしい。でも、お話として展開していってしまう。
そこをどうつなげるかが難しかった。
亡くなるときの宮野くんの熱演のあと、時間たっぷりとってないけど、オベが呼びに来てのアンネローゼとの会話。
宮野くんが亡くなるときのテンションを引きずったまま芝居してくれて、宮野くんのおかげで繋がって成立した。
あそこの宮野くんの演技は、ツイッターをみても響いてる人多かった。

(安)アンスバッハ、なんで名乗りを上げてうったのか?うっちゃえばいいのに。

(多)我らは理屈をもって演出している。
名乗りのシーンは、500年続いた貴族社会で、ブラ公の無念を宣言してからでないとラインハルトを殺す意味がない、との考え。
ディレクションも納得ずくでやっている。

(郡)脚本会議でも、「この人何を考えてるんだっけ」で1時間くらいやりますね。

【24話】
(郡)エピローグ。胸がいっぱいになる。お墓参り、音楽…会社でロールみてうるうるしてます。

(多)お墓参り、原作にははっきりと書いていない時間軸。
アニメオリジナルの時間の動き。帝国の標準時と同盟の標準時の整合性とかはいったん忘れて(笑)
まるで同時に行なわれているかのような、カットバックという演出をとっている。
ハルトが「一人でよい」といって、次にフレームインしてくるのはヤン。
音楽もともなって、良い効果を出している。
空の色も違えている。

(郡)ハルトの「お前はいったいおれのなんだ」に対する墓碑「わが友」。
ハルトの苦悩、そうだよな、と思う。

(多)銀河帝国らしいなと感じる。ラインハルト、軍権を得ていろんなものを得る。
(ここで「あー原作未読のかたもいるけど、言っていいのかな」と悩み、「いろんなものを」という。まわりも「いろんなものを」と復唱(笑))
オベの話もわかる、頂点をきわめた時、王様がふたりいる、になりかねない。
わが友なんだけど、臣下です、というのが本当に銀河帝国らしいシーン。

(郡)帝国のひとは民主主義知らないでしょ。
だからこそ、ヤンは戦う。よしき先生の仕掛けた、狡猾な構造。

(多)こうして、おかげさまで、24話までしあげることができました。
ありがとうございました。

☆ノイエ銀英伝振り返り☆

ここで、振り返りのパワーポイントが。

◇2015年1月 企画立ち上げ

(松竹、IGさんにお願いできることになった。郡司さんお好きらしい、ということで、ミーティングは「やりませんか」「やりましょう」で、あとは銀英伝語りましょう、になった。そのあと社長にどういうか、など考えた)

◇2015年8月13日 制作発表(IG製作)
・らいとすたっふさんからニコ生で放送したがソースを見てた人は100人くらいで少なくて、でもYahoo!のトップニュースになった。
・この年の株主総会でも、銀英伝に関する質問が。

◇2016年~2017年 表立ったうごきはなし。IGに「本当にやるの?」と電話がくる
・発表からPVまでは、2日に1回くらい、磯部Pから「設定あがりました」と山ほどの設定がきた。
それが鈍器になった。

◇2017年5月10日 イベント情報解禁、OPビジュアル(星を見上げるラインハルト)解禁。

◇9月20日 オープニングイベント(タイトル、キャスト、スタッフ、PV解禁)
・キャストさん皆が「あんな緊張したことない」という。
・堀川さん目の前にした宮野さんの顔、あんな顔するんだというくらいすごかった。
・円盤1巻の映像特典にあるのでみてください、とのこと。
・PVの宇宙戦艦、実は未完成だった。以下のルックがまだ途中だった。
HPで見られるので、見直してみましょう(笑)、と。
※デザイン→モデリング→ルック、と工程がある。
 モデリング:360度の見た目、1隻でまる1年かかる。ヒューベリオン、ブリュンヒルト、標準戦艦、それぞれ1年。
 ルック:光が反射したり質感を出す、半年かかる
・鈴村さん、お客さんの反応よくてほっとした、と。イベントはみんな眼が泳いでる。

◇2018年4月 「邂逅」ファーストシーズン放送開始

◇2019年9月27日 星乱第一章上映開始

◇2020年 ???

☆ノイエ銀英伝の今後☆

気になるのが2020年以降

(田)今の表、5年くらいある。

(郡)時間がかかるんだ、ってことを言いたいんですね?

(田)皆続きやりたいけど、課題がある。
①もっとたくさんの人に見てもらいたい。そういうところをやっていく。
②アニメの円盤、海外でも売れてたけど、いまは収益スキームがむずかしい。
中国は規制が、政府の検閲が入っている。
今は流れてるけど流せなくなるかも?
③働き方改革。アニメ業界はブラックと言われることもあり、働き方改革しなければならない。
アニメ業界も製作費があがっているが、ノイエは設定大量だし映像もこの高いレベルだから…

こういった課題があるからやらない、ではなく、ひとつひとつクリアしていきたい。
まずは、たくさんの人が見られる環境をつくろうとトライしている。
それが発表されたら、みなさんも「これか!」と思うと思う。
「これからたくさんの人見るかも」になりそうな案。

もとよりここで終わらせるつもりもないです。信じてください。
もう少しお待ちいただければと思います。

(多)仕事いれてない。これ、うそじゃないところがおっかない。
他をことわってるから、うちからの「これやって」攻撃がすごい。

中身、構想って意味では、ノイエは、リメイクではなく、このメンバーでつくるキャラ中心のシナリオ。
キルヒアイスは残念だったが、他のキャラ動くのは3巻以降。
彼らをいかに魅力的な人物として描くか、自分なりに考えている。
ミュラーもアゲアゲで考えてあります。

(郡)TVシリーズはまだキャラが動く前だった。
TV→劇場というスキームが斬新だった。だから連続して劇場でみてほしい。
サイン会で星乱から見てます、という人もいた。
ぜひ戻ってみてほしい。

(多)前半戦の12話は、基本原作とおりにシナリオ構成した。
女優退場などの外伝エピソードをいれずにやった。
カメラはキャラにつけるようにキャラにつけるようにしてやった。
そうすると、星乱までみて、邂逅にもどってみると、キャラが登場するだけで泣けてくる。
ボースンコールがなってラインハルトが出てくるところとか。
高木さんのアイデアで、第1話では同盟をまるで敵かのようにモブキャラばかりで描いて、ラストにメインがいるよ、金髪じゃないヒーローが隠れてるよ、とお尻をなめて描いた(笑)
キャラ描写に力をいれてやってきてよかったと思った。

(郡)劇場でかける松竹さんの提案スキームに感謝したい。4話続けてみたときの感覚すごい。

(田)監督も肩慣らし終わって投げるだけ。
あとは、円盤・グッズぜひお買い求めいただけたら。
お買い求めいただけたかたは、レビューなど寄せていただけたら。
そして銀英伝を忘れずにいていただけたら幸いです。
銀ニャは再販する予定です。

(郡)IGのなかではやり遂げてから死にたい、という思いがあふれている。
あとは決めて早く発表できる日を。

(多)トークイベントでお顔覚えたかたいる。次いらっしゃらなかったら見捨てられたと思う。
皆さんの心に残るノイエテーゼにしていくのでよろしくお願いします。
ちなみに、ぼくは、獅子の泉の七元帥になります。ビッテンと。

(郡)最後に冷たくなってて、「何て安らかな死に顔」といわれたい。

(多)ファーター、ってやりますね

以上、多田監督withおっさんずでした。
ボリスのお話がきけて嬉しかった!


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