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かつてユリアンと同世代で銀A伝にどっぷりつかった過去をこじらせ、ムライ参謀長と同年代になってから再燃してしまった管理人のブログ。 腐れ要素あり、注意! Twitterやってます、お気軽にどうぞ♪ 銀A伝用垢→@fukurasuzumlogh
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新宿ピカデリーでの、初日舞台挨拶スタッフトークショーには、多田監督、アニメーションプロデューサーの磯部さん、音楽の橋本しんさん、ひっしょさんが登壇されました。
司会はおなじみ松竹の田坂P。
多田監督はニャインハルト様を胸ポケットに入れ、ひっしょさんはニャン・ウェンリーを。
ひっしょさん以外はジャケット着用。
それぞれのお仕事内容と自己紹介から。
磯部P:
アニメーションプロデューサーは作品や会社によってもやることが違うのですが、監督はじめ皆と相談してどういう人とどういう内容でどういう画面作りにするかを決め、仕事をすすめて、納品まで統括する仕事です。
ひっしょさん:
監修クレジットですが、脚本会議とかで、右も正しい、左も正しい、というときに、左右をアドバイスする仕事です。
手に負えなくなったら田中に電話します。
―田坂Pからの「皆様、ごらんになってどうでしたか?」に大拍手。「これで安心して質問に入れます」
多田監督:
邂逅から現場としては続けて製作していた。今回は第1章だが、第3章まですべて作り終えていて、後は皆様と一緒に楽しむだけ。今日は気持ちよくきています。
橋本さん:
最初多田監督にお会いした時、どういう音楽どういう絵という話で、スクリーンサイズで音を作ってほしいと言われた。
今回見るのは2回目だが、大きなサイズでは初めて見た。
すばらしい。スクリーンサイズでの上映本当によかった。
(多田監督も「本当によかった」と)
磯部P:
スタッフ試写から先行上映2回やり、完成していたことはわかっていたが、公開初日をむかえてとにかくほっとしている。
ひっしょさん:
田中先生のお手紙代読。
鑑賞の御礼からはじまり、「30代の自分に、今もこうして皆様に楽しんでいただいていることを話しても信じないだろう」「長い物語だといわれるが、今の私ではとても書きあげられない」(会場笑)「最後まで続けられればうれしい」等のコメント。
【ノイエ担当することになった時の話】
橋本さん:
5年前OVAでもかかわっているキティフィルムの会長から5年前に話があった。
小学校4、5年で原作初版、アニメ化も、わりとリアルタイムで知っている世代なので、驚き、プレッシャーも感じた。
OVAがクラシックの良い曲がいっぱい(ベートーヴェン、マーラー…)で、どうやって立ち向かっても手が届かない(笑)
舞台は三枝成彰さんだし。
プレッシャーで半年悩んだ。
【どんな曲を目指して作ったか?】
橋本さん:
多田監督とミーティングを重ねた。
いいところはクラシックをベースに取っていく。
新しいものを作りたい。スクリーンサイズで。
自分らしく、昔と今のテイストを混ぜながらやったらいいという話に。
多田監督とそう話してほっとしました。
多田監督「そうですね」
【多田監督、音楽をきいてどうでしたか?】
最初に聞いたのはメインテーマだった。それで気に入ってやられた。
音楽の「こういった傾向でこんな曲」メニューがあったが、どれもこれもいい。
他でも多用しているが、9話の最後、ヤンとユリアンが歩いてる曲がいい。
曲がいいだけではなく、ドラマの劇伴になっている。
あげたメニューにぴったりの曲を作っていただいた。
【イベント上映すると聞いたときの感想】
多田監督:
スクリーンにかかるかわからない時から、シネスコでやらせてくれと田坂さんに駄々をこねた(笑)
艦隊戦のフレーミング、劇場版に本当になるかはともかく、劇場版になることを目指していた。
作画も3Dも艦橋に表示される表示物を作るモーショングラフィックスの人も、「大きなスクリーンで見たら映える」とたくさん作ってきていた。
磯部P:
画面もだが音も、劇場にかかる可能性があるならグレードをあげようと何度も打ち合わせをした。
可能性があるならアップしよう、いろんなものをアップしようと。
田坂P:
音も3.1chでより立体的にこだわってる
ひっしょさん:
最初は、え、とおもったけど、きたねと思った。劇場で見るのに耐えうる、向いている作品。ぜひやってくれだった。第1シーズンはなぜTVだったんだろう?
【邂逅と違い今回苦労したこと】
 
多田監督:
とにかく皆まじめに一生懸命にやっていたのでどこにも苦労はある。
星乱は、キャラが増えてくるので、いかにおいしく動かすか、魅力的にみせるか。
スタッフに口で説明してもうまく行かない。
スタッフが理解して自主的に絵にしていくのをうながすのが大変だった。
橋本さん:
第1シーズンは最初で作曲数が多かった。
苦労よりやりがいに近い。
物語が長い年月にわたる歴史なので、クラシック的な、バロック、古典派、ロマン派、音楽的な要素がとりこみやすく、いろんなチャレンジができた。
第1シーズンは激しいシーンが少なく、シンプルな叙情的なものが多かった。
だが第2シーズンは戦火のシーンが増えてくる。
13曲新曲をおろしたが、これでもかのスリリング。
エモーショナルなフルオーケストラのイメージ。全部うねりをだすのにこだわった。
ストリングスの人数も楽器の数も増やして楽しかった。
田坂P:13話の採掘惑星突入部分は、とっておきの新曲ですよね。
磯部P:
私自身が作業をやるわけではないので、下がることのないクオリティと密度にスタッフの苦労がたくさんあったと思います。
ひっしょさん:
脚本打ち合わせ。原作をもう一度アニメーションにするというのは本当に難しい。
OVAは高い山で、いい演出にいい話がある。これを避けなければいけない。
ひねり出すのが大変だったが、楽しかった。
田坂P:皆様にもう1回、もう2回とみてほしい。次に見る際におすすめのポイントは。
多田監督:
注目ポイントはたくさんある。13話の採掘惑星とか。
一番お気に入りは、アムリッツァのラスト、どうなったかのエピローグ。
ヤンが司令官になって赴任し、司令室に入るとき。
「別に俺こんなことしてもらわなくてもいいのに」という表情に対してずらっと並んでいるところ、尺を使って描写した。
三度四度見てもにやにやしてしまう。
橋本さん:戦場のシーン、違う曲を何種類か心情によって変えている。見てくれると嬉しいです。
磯部P:
15話のリンチとハルトが話しているシーン。
1話のラストでヤンのお尻を描いたアニメーターさん(秋山さんですね)が描いている。
レイアウトがすばらしい。懇親のリンチの演技をみてほしい。お尻だけじゃないぞ!
ひっしょさん:
サビーネが好き。ほんのわずかな描写なのに、エリザベートとふたりイキイキ描かれている。
もう一回見てほしい。
田坂P:キャッキャしているところいいですよね。僕も好きです。
多田さん:
オフレッサーがミュッケンベルガーを貴族側に誘いに来るシーン。
引退したミュッケンベルガーに言われるセリフが、のちに生きてくるセリフです。
そこが注目。
【そして告知】
①10/4のおっさんずトークと10/10のスタッフトーク
・森本シグマさんの「シグマ」は本名だそうです。かっこいい!
・郡司Pもこの場にいらしたらしく、ひっしょさんが指さしてましたw
②投稿キャンペーン
「アスターテ会戦で大活躍したうまい棒」が貰えます、とネタw
③グッズ・プログラム
むちゃくちゃ字が多いプログラム。
設定確認のために、総参謀長郡司Pは、多田監督を何度呼び出したかしれないそうです。
郡司Pが家にも帰らず銭湯通いで作った渾身の出来。
④英雄列伝
サンプルはアッテンボロー!!
【最後に】
ひっしょさん:3週間通い詰めたい。みんなでそろえよう
磯部P:これからも続くので応援よろしくお願いします。
橋本さん:熱意と思い入れと愛がつまった作品。僕も人生の中でも分岐点、中心になる作品。応援お願いします。
多田監督:初回身に来てくださっているのは銀英伝を愛していらっしゃるお客様だと思う。
僕は実はド新人のときにOVAでも外伝に1本関わっていてご縁があり、今回はチーフディレクターとして参加させていただいている。
今回は、原作をもとにした新たな映像化である。
最初はOVAのリメイクだと僕も思っていたが、今の技術を使い絵だけカッコいいいというのは、先輩の作品を否定してしまうことだ。
違う味のおいしさをみんなで作っていこう、そう思いノイエテーゼと名付けた。
今後も、今のスタッフが作っているノイエテーゼの面白さを楽しんでほしい。

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