忍者ブログ
かつてユリアンと同世代で銀A伝にどっぷりつかった過去をこじらせ、ムライ参謀長と同年代になってから再燃してしまった管理人のブログ。 腐れ要素あり、注意! Twitterやってます、お気軽にどうぞ♪ 銀A伝用垢→@fukurasuzumlogh
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。


冒頭はいつものとおり、松竹の田坂Pからの注意事項からですが、今回はさすがにネタのしこみはありませんでした。
田坂Pもどこか悄然とした様子。

多田監督も、磯部Pも「ようこそおいでくださいました、よろしくお願いいたします」と少しかため?

「内容が内容なもので緊張してます、ほぐしていきます」と田坂P。
磯部Pは前に好評?だった帝国衣装で。「着ていってねといわれちゃんと着てきました」

「では銀英伝の会話をしていければ…」とやはりぎこちない田坂P。

☆初日を迎えた気持ち

多田監督
「取り合えず劇場プロジェクトは最終章。完成はすでにしていたので、やり遂げた感はもう終わったが、お客様の反応が気になります。どうでしたか?」
ここで大拍手。ありがとうございます、とのこと。
「楽しむ感じではないかと思いますが、心に残るものがたくさんあるのでまたぜひご覧になってください」

磯部P
「長く携わってきたものなので寂しくもあり、こうして見て頂いて嬉しくもある。複雑です」

☆第三章のみどころ

田坂P「つらいですが、何回も見て頂きたいので…」

【21話】アルテミスの首飾り、クーデターの真実と終結、グリーンヒル大将の死、ボリス再登場

(多)アルテミスの首飾りは、かなりぎりぎりまで設定がかかって3Dが苦労した。どうやってこわすかの作戦を長く打ち合わせしたので、思い出深い

(田)尺としては長くないが細かくつくりこんでた。手抜きはできかったという印象ですが?

(多)アルテミスの首飾りは小倉さんデザイン。実写特撮模型を作っていたおもしろいキャリアのかた。ぼくが特撮大好きだって知ってて、「多田さん、パラボラアンテナつけたくない?」と。そこからとんでもないことになった。

(磯)首飾りだから美しくなければいけない

(多)お芝居では、リンチ。二又さんやっぱりやってくれたなと。某ふるやとおるさんと同じく、計画的な悪者バーターのひとり。フレーゲルからリンチへ。本当に素晴らしかった。

(田)メインのキャストさんは、二又さんのリンチの演技勉強になりました、とよく言っている。説得力のあるキャラ。

(多)うらぶれたデザインもいい。上にまで行ったひとに馬鹿な人はいない、というのがノイエのスタンス。
リンチは前はイケてる司令官。今も、無精ひげそって髪の毛直したらイケオジ司令官になることを匂わせるデザインになっている。そこに二又さんがはまった。
田中先生の足元にはおよばないが、自分も社会科の教員免許をもっている。大きな過ちはしても、組織で無能なわけじゃない。そのあたりをマニアックにいれこんだ。

【22話】ラインハルトを問いつめるキルヒアイス、執務室での激突、門閥貴族連合最後の戦い、フレーゲル、ブラウンシュヴァイクの最後、戦役の終結

(磯)バルバロッサです。バルバロッサの画像がでてるから(笑)
全方位降べきものすごい。チェックの時から、「どこからもでるんだ、めちゃめちゃかっこいい」と思ってみていた。

(田)ここは活躍させないと

(多)ブリュンヒルトとバルバロッサは、分厚い人を殺せる本(鈍器)を見て頂くと、第三世代艦となっている。
装備や防御が一番協力。とにかく強そうに見せた。持ってる装備はすべて使うスタンス。

(田)バルバロッサ、無双してる感じでした。

(多)次はブラウンシュヴァイクが死をたまわるというか、アンスバッハとのくだり。
また見に来ることがあったら、頭に入れてほしい。
あそこはスタートから最後まで、IGのトップオブトップの黄瀬和哉(きせかずちか)の全作画。
演出不要だった。さすがです、やはりすごいです。
最初はコンテだけだよ、だったが、コンテを見て、「黄瀬さんが描きたいように描けるアニメーターはいません」と言ったら、「おれがやれってこと?」となった。

(田)説得力がとんでもないですね。ブラウンシュヴァイク公、いろいろやってきたけどかわいそうになる。ある種、かなしい生き方。

(多)そこは的確に。負けてざまあみろ、には見えないように、そこはちゃんとした。
アンスバッハ、作画が完全に極限までいっている。眼のおちくぼんだ影を変えている。
面積もカットによって違って見せている。

(田)哀しみに覚悟、すっと入ってくる。こんな入ってくることあるんだという感じ。

【23話】武器の持ち込み禁止、捕虜引見、殺害未遂、別れ、国璽奪取、前へ進むラインハルト

(磯)ラインハルトとキルヒアイスを語らざるを得ない。
ものすごい書き込みの絵と、演技の指示の細かさで、完成したらどうなる?という感じだった。

(田)画面の力が半端ない

(多)元々力入れていく話だと思っていた。
アフターレコーディング(アフレコ)で録ったが、宮野くんが芝居に入り込みすぎて、プロなので途中でセリフでなくなることはなかったが、一シーンで憔悴すぎて、一回は録れても、哀しみで二回目気持ちを整理しないとマイクに向かえなかった。
そこで、フィルム尺を無視して、宮野くんのペースにあわせて録ろう、ということになった。
絵は、アクション口パクをあとでつけるプレスコアリング(プレスコ)で作りなおした。

(田)一番大事なシーンのカットですものね。皆さんもそう思われると思います(ここで大拍手)

(多)他は、コーネフ…あ、22話でしたっけ、いいそこねた(←ぜひぜひお話してほしかった!!)
「軍医を呼べ」をミッターマイヤーからベルゲングリューンに変えているのが、ノイエの推しポイント。
ベルゲングリューンがめっちゃ好き。
原作ベースの話で申し訳ないですが、敬愛するキルヒアイスを喪って、某提督を喪ってしまう。
印象に残るセリフ、シーンを彼に与えたいと思った。

(田)オーディンに戻る戦艦がスピーディーでしたね

(羅)絵コンテは長く組んでる演出の小村方さんで、ぼくの好きな絵コンテを描く人。
オーディンに帰るメカ、自分もやりたかった。戦艦ワープアウトかっこよかった。3Dさん最高!

【24話】平和式典、メルカッツ亡命、トリューニヒト派の議員、お墓参り、地球教

(磯)盛りだくさん。細かいところだが、ラインハルトとヤンのお墓参りシーン。
オーディンとハイネセンがわかりやすく行き来する。空の色がこんなに違う、と見せている。
青のふり幅がすごい。同じ人類が、別のところにいるのがよくわかる。

(多)はっきり場所が違うとわかるように、片方を昼、片方を夜にするかディレクターとして悩んだ。
だが、同じ時間にふたりの英雄がいる、としたほうがいいとこうした。
これまでも美術さんがオーディンとハイネセンの空の違いは変えていたが、カットバックないと、どう違うかわからない。

(田)帝国と同盟の違い、いろいろ見てみたいですね。

(多)三間監督の選曲がすごかった。大晦日でも劇伴はってたくらいすごい人。
だいたいこんなもん、のだいたいを決して許さない。
まとめでエンディングの前奏をヤンとラインハルトにひっかけた。
元々の楽曲の長さではなく、うまくつないでああしてる。テクニックがさすが。

(田)印象的に音楽重なるよう作られてますよね

☆24話までつくって

(多)銀英伝は最後までつくってナンボ、と思っている。ここで終わってもいいだろう、でやっていない。
意気込みが伝わってると嬉しい。見ても感動しない地球教をもってきたのはそのため。

(磯)旅の行きつく先は長い。最後まで旅をしたい。

(多)スタッフは「オベの犬がでるまでは死ねない」と言っている(笑)
ここで終わってどうする、と思うので、続きを作っていきたい。
続きを作るために、もっとたくさんの人に銀英伝をみてほしいと方法を考えている。
先に続けるための仕掛けづくりをしていくので、お待たせする可能性もあるが、銀英伝をずっと気にしていただければ。

原作、OVAを見た人、履修済みの人、という言い方をするが、その人たちにも新しいの見てみるかと思ってほしい。
世代二回り違うと、タイトルから内容が想像できない。
「転スラ」にくらべれば、「銀河英雄伝説」短すぎない?とか。
触れたことない人の背中も推していきたい。

(田)
12月6日からの全国ツアーでは、今後に向けてのことを時間たっぷりとって話したい。
バルバロッサのクリアポスターも初日で売り切れた。数は作ったはずなのに。再販検討している。

☆最後に

(磯)昨年の1話から24話まで、無事に公開にこぎつけられた。たくさんのスタッフと見てくださる皆様のおかげ。
先の展開について話せる話を持っておらず申し訳ないが、これからもよろしくおねがいいたします。

(多)これだけたくさんのお客様にご来場いただき嬉しい。
私はじめ、関わってるスタッフは続きを作ろうというモチベーションが非常に高い。
私は、続きをつくることを念頭に、次の監督の仕事の営業をしていない。
現場はみんなそんなつもりでやっている。

OVAから銀英伝にかかわったスタッフもいるが、今回ではじめて関わるスタッフが多い。
そうしたスタッフも、このキャラをこう表現したい、戦艦をこう書きたいとクオリティに結び付ける流れができてきている。
ぜひ、続けていきたいと思うので、これからもよろしくお願いいたします。


拍手[1回]

PR

コメント
この記事へのコメント
コメントを投稿
URL:
   Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字

Pass:
秘密: 管理者にだけ表示
 
トラックバック
この記事のトラックバックURL

この記事へのトラックバック